Top Page > 2010年08月
2010年08月
'08年モデルまでのGSR400の油温について考察
- 2010-08-15 (Sun)
- Impression
先日 ヨシムラ製 デジタル デュアル テンプメーター を装着して、走行時の正確な油温、水温のチェックが可能になりましたので、その値をチェックしてみました。
水温は冷却水の流れを約82℃まで抑制して水温の上昇を早め、エンジンにとって適正な水温を保つようにするサーモスタットを装備していることもあり、8月半ばの一番気温が高く暑い時期においても90℃を超えることはまれで、高回転域を保って走行しても80℃台を維持していて全く問題は無く、4ストロークエンジンがより性能を発揮できる適正水温内に収まっていました。
これは恐らくGSR400のエンジンが、元々レース使用を前提とした高性能エンジンを搭載するGSX-R600からの流用でボアダウンしたものである為、冷却系もGSX-R600の性能に対応するレベルのモノ(ウォーターポンプ、ラジエター等の能力や容量)が装備されているため、400ccエンジンには余りある冷却性能を持っているためだと思われます。
水温については全く問題がないことが確認できましたが、油温について気がついたことがありました。
意図的に速度に対して低めのギヤを使用し、エンジン回転数を高めにして負荷を与えて走行してみたのですが、概ね水温よりも少し低めの温度を表示していました。
油温の適正温度については、私自身で調べたところエンジンの仕様や目的、オイル製造メーカーの考え方、エンジンチューナーなど現場での経験からの考え方などで諸説あるようですが、概ね水温よりも約10℃ほど高めの90℃~100℃を基準にすると良いとの事でした。
という事はGSR400の場合この暑い時期に高負荷を与えた状況で水温よりも低い温度にしかならないというのは、オイルにとってもエンジンにとってもあまり良くない事なのでは?と思いました。
ネット上で同じGSR400ユーザーさんの実例では、冬場にエンジンオイルが乳化してしまう症例があり、厳冬期にはクランクケース内で結露を起こしやすい状況に重ねて、エンジンオイルが冷えすぎて適温に達しにくく(特に短距離しか走行しなかったり、低回転域でしか走行する事が多い場合)水分を蒸発できずに乳化しやすい状況になっているのでは?と思われます。
エンジンオイルが適温に達しない原因としては、'08年モデルまでのGSR400がエンジンオイルを冷却水を使って冷却していることによるものと思われます。
エンジンオイルフィルターの奥側にある画像の赤で丸く囲ったグレーの部分が、オイルを冷却水で冷却している部分です。
恐らくGSX-R600やGSR600のエンジン性能、熱量(カロリー)ではオイルの水冷が必要となり装備されているものと思われますが、そのままの仕様でボアダウンしただけの'08年モデルまでのGSR400では、熱量(カロリー)に対して冷却性能が過剰になってしまい、エンジンオイルが適温に達しない結果になるのだと思います。
事実、'09年モデル以降の61馬力仕様車では吸排気、エンジン、電気に、より400ccに適した変更が施され、その変更点の中には『水冷式オイルクーラーの削除』があります。
実際61馬力の出力があるのかどうかは別にして、公称出力値が従来よりも大幅に増えているにも関わらず水冷式オイルクーラーを削除したという事は、これはメーカー側も400ccではエンジンオイルが適正温度に達しない事を認識し、コストカットの観点だけでなく水冷式オイルクーラーは過剰な装備なので必要ではないとの判断で削除されたのだと思います。
'09年モデル以降の61ps仕様車では、水冷式オイルクーラーの排除によって実際どの程度の油温になっているのか、一度確認してみたいものです。
水温は冷却水の流れを約82℃まで抑制して水温の上昇を早め、エンジンにとって適正な水温を保つようにするサーモスタットを装備していることもあり、8月半ばの一番気温が高く暑い時期においても90℃を超えることはまれで、高回転域を保って走行しても80℃台を維持していて全く問題は無く、4ストロークエンジンがより性能を発揮できる適正水温内に収まっていました。
これは恐らくGSR400のエンジンが、元々レース使用を前提とした高性能エンジンを搭載するGSX-R600からの流用でボアダウンしたものである為、冷却系もGSX-R600の性能に対応するレベルのモノ(ウォーターポンプ、ラジエター等の能力や容量)が装備されているため、400ccエンジンには余りある冷却性能を持っているためだと思われます。
水温については全く問題がないことが確認できましたが、油温について気がついたことがありました。
意図的に速度に対して低めのギヤを使用し、エンジン回転数を高めにして負荷を与えて走行してみたのですが、概ね水温よりも少し低めの温度を表示していました。
油温の適正温度については、私自身で調べたところエンジンの仕様や目的、オイル製造メーカーの考え方、エンジンチューナーなど現場での経験からの考え方などで諸説あるようですが、概ね水温よりも約10℃ほど高めの90℃~100℃を基準にすると良いとの事でした。
という事はGSR400の場合この暑い時期に高負荷を与えた状況で水温よりも低い温度にしかならないというのは、オイルにとってもエンジンにとってもあまり良くない事なのでは?と思いました。
ネット上で同じGSR400ユーザーさんの実例では、冬場にエンジンオイルが乳化してしまう症例があり、厳冬期にはクランクケース内で結露を起こしやすい状況に重ねて、エンジンオイルが冷えすぎて適温に達しにくく(特に短距離しか走行しなかったり、低回転域でしか走行する事が多い場合)水分を蒸発できずに乳化しやすい状況になっているのでは?と思われます。
エンジンオイルが適温に達しない原因としては、'08年モデルまでのGSR400がエンジンオイルを冷却水を使って冷却していることによるものと思われます。
エンジンオイルフィルターの奥側にある画像の赤で丸く囲ったグレーの部分が、オイルを冷却水で冷却している部分です。
恐らくGSX-R600やGSR600のエンジン性能、熱量(カロリー)ではオイルの水冷が必要となり装備されているものと思われますが、そのままの仕様でボアダウンしただけの'08年モデルまでのGSR400では、熱量(カロリー)に対して冷却性能が過剰になってしまい、エンジンオイルが適温に達しない結果になるのだと思います。
事実、'09年モデル以降の61馬力仕様車では吸排気、エンジン、電気に、より400ccに適した変更が施され、その変更点の中には『水冷式オイルクーラーの削除』があります。
実際61馬力の出力があるのかどうかは別にして、公称出力値が従来よりも大幅に増えているにも関わらず水冷式オイルクーラーを削除したという事は、これはメーカー側も400ccではエンジンオイルが適正温度に達しない事を認識し、コストカットの観点だけでなく水冷式オイルクーラーは過剰な装備なので必要ではないとの判断で削除されたのだと思います。
'09年モデル以降の61ps仕様車では、水冷式オイルクーラーの排除によって実際どの程度の油温になっているのか、一度確認してみたいものです。
Under400誌に掲載されました。
- 2010-08-07 (Sat)
- etc.
7月18日に 鈴鹿ツインサーキット で行われた、バイク盆栽雑誌の カスタムピープル 誌の撮影会に参加するべく、ツーリングがてらお出かけしてきました。
この日鈴鹿ツインサーキットでは『 DEAD or RIDE 』という走行会が開催されており、とある友人が参加していたので、パドックにお邪魔させてもらい色々お話しして頂きました。
そしてついでにイベント中にあった無料の先導車付き体験走行にも参加して、滅茶苦茶ノンビリペースですが数周GSRでは初のサーキット走行をしてみました。
撮影会はイベントのオマケ的要素で小さめの扱いで掲載されると思われるのですが、カスタムピープル誌的に私のGSR400はなかなか珍しい存在だったようで、別扱いでページを割いて掲載するかもしれないという事と、同じ出版社から出版されている、Under400 誌でも掲載することになるかもしれないという事で、追加でカスタムポイントの撮影をして頂きました。
後日 カスタムピープル 誌編集部から連絡があり、配布されたアンケート用紙にカスタムの内容やバイクライフについてのレポートを記入して送り返しました。
さらに後日改めて Under400 誌から電話にて過去から現在までのバイクライフについて取材を行いたいという連絡が入り、1時間以上にわたってバイクに興味を持ち始めたところから色々とお話しさせて頂きました。
取材を受けたのが7月下旬だったのですが、編集部の方によると早々の8月6日売りの誌面に掲載されるという事で、かなりテンポの早い展開には驚きました。
そして迎えた8月6日。
早速本屋さんに走って Under400 誌をチェックしたところ、「教えてあなたのU4LIFE」という400cc以下のオーナーのバイクライフを紹介するコーナーに掲載されていました!
その昔すでに廃刊してしまったバリバリマシン誌や走り屋バトルマガジン誌、バイクボーイ誌、現在もあるオートバイ誌、モトチャンプ誌などの投稿コーナーに掲載された経験がありますが、近年は投稿することもなく掲載されることも無かったので、久しぶりで新鮮でした。
全国誌に顔出しは抵抗がありましたので、サングラスを着用してカモフラージュしています。
よろしければ本屋さんにて誌面をチェックしてみて下さい。
一足先に Under400 誌への掲載となりましたが、今後 カスタムピープル 誌への掲載もして頂けるというお話を頂いていますので、掲載を楽しみに待っています。
この日鈴鹿ツインサーキットでは『 DEAD or RIDE 』という走行会が開催されており、とある友人が参加していたので、パドックにお邪魔させてもらい色々お話しして頂きました。
そしてついでにイベント中にあった無料の先導車付き体験走行にも参加して、滅茶苦茶ノンビリペースですが数周GSRでは初のサーキット走行をしてみました。
撮影会はイベントのオマケ的要素で小さめの扱いで掲載されると思われるのですが、カスタムピープル誌的に私のGSR400はなかなか珍しい存在だったようで、別扱いでページを割いて掲載するかもしれないという事と、同じ出版社から出版されている、Under400 誌でも掲載することになるかもしれないという事で、追加でカスタムポイントの撮影をして頂きました。
後日 カスタムピープル 誌編集部から連絡があり、配布されたアンケート用紙にカスタムの内容やバイクライフについてのレポートを記入して送り返しました。
さらに後日改めて Under400 誌から電話にて過去から現在までのバイクライフについて取材を行いたいという連絡が入り、1時間以上にわたってバイクに興味を持ち始めたところから色々とお話しさせて頂きました。
取材を受けたのが7月下旬だったのですが、編集部の方によると早々の8月6日売りの誌面に掲載されるという事で、かなりテンポの早い展開には驚きました。
そして迎えた8月6日。
早速本屋さんに走って Under400 誌をチェックしたところ、「教えてあなたのU4LIFE」という400cc以下のオーナーのバイクライフを紹介するコーナーに掲載されていました!
その昔すでに廃刊してしまったバリバリマシン誌や走り屋バトルマガジン誌、バイクボーイ誌、現在もあるオートバイ誌、モトチャンプ誌などの投稿コーナーに掲載された経験がありますが、近年は投稿することもなく掲載されることも無かったので、久しぶりで新鮮でした。
全国誌に顔出しは抵抗がありましたので、サングラスを着用してカモフラージュしています。
よろしければ本屋さんにて誌面をチェックしてみて下さい。
一足先に Under400 誌への掲載となりましたが、今後 カスタムピープル 誌への掲載もして頂けるというお話を頂いていますので、掲載を楽しみに待っています。
Top Page > 2010年08月
- Recent Comments
- Recent Trackback
-
- Search
- Meta
- Links
-
- SUZUKI
- GSR400
- GSR Wiki
- 2channel GSR Sled Log
- GSR Owner's Club
- Webike GSR400
- Rakuten GSR400
- Yahoo! auction GSR400
- Yahoo! auction GSR600
- AKRAPOVIC
- Magical Racing
- WR'S
- nao
- AGRAS
- brembo
- BRAKING
- BRAKING (DAYTONA)
- ZCOO
- MICHELIN
- ACTIVE
- EFFEX (PLOT)
- CF POSH
- NGK
- Y'S GEAR (YAMALUBE OIL)
- MOTUL
- K-FACTORY
- antlion
- TANAX (NAPOLEON MIRROR)
- PROGRIP
- RK EXCEL
- SUNSTAR
- βTITANIUM
- TACHYON (TAKADA ENGINEERING)
- Arai HELMET
- alpinestars
- RS TAICHI
- HYOD PRODUCTS
- GOLDWIN
- ROUGH AND ROAD
- QMA DESIGN
- My Home Page
- Hornet
- NSR250R
- STEP WGN
- Feeds
- AdSense
- I selected items
-
AKRAPOVIC Slipon Muffler
Custom Baffle for AKRAPOVIC
MagicalRacing Upper Cowl
MagicalRacing Under Cowl
MagicalRacing Rear Fender
WR's Tank Pad
WR's Radiator Shroud
WR's Flame Cover
nao Meter Cover
nao Fender Eliminator
Etching Factory Radiator Guard
AGRAS Backstep Kit
AGRAS Top Bridge
brembo 19RCS Master Cylinder
brembo 65mm pitch Caliper
ACTIVE Caliper Support
BRAKING Front Brake Disk
BRAKING Rear Brake Disk
WP Rear Suspension
MICHELIN POWER ONE:Front
MICHELIN POWER ONE:Rear
EFFEX EZ-FIT BAR Low
antlion Highthrottle Kit
BLR i-CON2
YOSHIMURA Dual Temp Meter
YOSHIMURA BMC Airfilter
NGK Iridium Sparkplug
YAMAHA YAMALUBE 4RS
MOTUL Factory Line Fork Oil
SUNSTAR Drive Sprocket
SUNSTAR Driven Sprocket
RK LG520UW-R
AGRAS Racing Slider
AGRAS Standhook Slider
Arai RX-7RR5
Super AdSis I Series
Shield with Post
For Arai RX-7RR5
Super AdSis I Series
Tear Off Shield
For Arai RX-7RR5
Super AdSis I Series
Double Lens Shield
For Arai RX-7RR5
System Pad For Arai RX-7RR5
System Interior Part
For Arai RX-7RR5
System Neck For Arai RX-7RR5 - AdSense
-